安藤夫妻のワインエキスパートへの道

フランス料理「匠・奥村」調理兼ソムリエ。'07JSA認定資格に合格、料理・サービス・ソムリエの3つの顔を持つ奇才。88年より渡独し、数々のミシュラン格付レストランで部門シェフ、副料理長として活躍。97年ドイツ日本国総領事館付公邸料理人。03年帰国後は京都に滞在、06年より祇園「おくむら」勤務を経て現在に至る。
第1話 ワイン、井上塾との出会い、そして受験を決意するまで(2010.3月)

見出しはじめまして! 安藤と申します。半年間苦楽を共にした塾生の皆さんを代表し、昨年度の受験体験記を書かせていただくことを大変光栄に思います。私たち夫婦は飲食店を経営していると誤解されることが多いのですが、実はそれぞれワインとはまったく縁のない仕事をしています。今回はそんな私たちとワインや井上塾との出会い、ワインエキスパートを目指したきっかけについてお話しします。

見出しダンナサマがワインを飲み始めたのは今から8、9年前。当時住んでいた京都で、行きつけの酒屋さんに勧められたワインや、某漫画(そう、昨年テレビドラマ化されたあの漫画)に登場するワインを買って飲んでいましたが、系統立った知識はなく、ただ「うまい!」としか思っていませんでした。ところが、ダンナサマの留学先がアメリカニューヨーク州フィンガー・レイクス地方であったことが、私たちのワイン人生を大きく変えました。授業でも習いますが、同州のワイン生産量は全米第3位であり、中でも最大の産地がフィンガー・レイクス地方なのです。週末毎のワイナリー巡り、友人たちとのワインパーティーとワイン三昧の日々。帰国するころには、オクサマも大のワイン好きになっていました。

見出しそして2008年夏。久し振りに前述の行きつけの酒屋さんを訪れたダンナサマが渡された「井上塾 ノムリエ養成コース」と書かれた1枚のパンフレット。それが運の尽き、いえ、井上塾との出会いでした。同年10月に始まったワイン入門コース。入塾前には、「毎回4種類のワインが飲めて、フレンチのフルコース付きはお得やね」程度にしか思っていなかったのですが、今振り返ると、ワインについて最低限知っておくべきことを押えた、かつ「人に話すと受ける小ネタ」を織り交ぜての、大変密度の濃いものだったと思います。

見出し2009年2月、「ラ・トゥール」での最終授業でのこと。この時点で私たちは井上先生のお人柄や話術の虜(?)となっていましたが、先生直々の「ワインエキスパート試験、受験しませんか。安藤さんたちなら合格しますよ。」の一言で、その後の道は決まったも同然でした。茨の道とは知らずに……

次回につづく・・・
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